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「Matterport」がCoStar inc.に買収される合意
今回の投稿は特別な画像やバーチャルツアー紹介などではありません。
当社が使っている3D生成ソフトの会社の近々ニュースです。
4月22日に「Matterport」の経営者が同じく米国の会社「CoStar inc.」の買収提案を受け入れる方針を表明し、実質買収する合意を結んだことを発表しました。
株価の220%でプレミアム付きで買収
買収が発表するまで株価は長く低迷していました。発表前日の株価が$1.70台に付いていたのですが、株式公開当時$12台だった2021年2月と比較して悲惨な状況でした。
それでも、CoStarは現金と自社株式交換合わせて$5.50を提供するなど、なんと220%のプレミアムで買われます。
合意はMatterportの株主総会や米国SECの承認待ちですが、近年のMatterportの株価からしておそらくスムーズに承認されるのではないかと思います。
CoStar inc.とは?
CoStarは米国やヨーロッパにおいて不動産の売り物件やリース・賃貸物件などのオンライン市場を行っている会社です。これまで10年Matterportを使って300,000件のバーチャルツアーを展開しています。CoStarによるとMatterportのバーチャルツアーがある物件はバーチャルツアーがないものと比べて20%長く見られることが統計で分かるとことです。
これはやはり高く払ってでもMatterportを買いたいなわけですね。
下記はGoogle翻訳した5月22日のCoStarのプレスリリースの一部です。
「CoStar Groupは、apartments.com、LoopNet、CoStar、Homes.comなど、世界で最も効果的で広く認知されている不動産情報ソリューションとオンライン不動産マーケットプレイスを運営しており、これらはすべてMatterportの3Dバーチャルツアーを特徴としています。CoStar GroupはMatterportの技術を最初に採用した企業の1つであり、現在、CoStarの情報製品とオンライン不動産マーケットプレイスで約30万のMatterportデジタルツインを利用できます。CoStar Groupマーケットプレイスの広告主は、Matterportバーチャルツアーの価値を明確に認識しています。2024年3月、Apartments.comでのMatterport 3Dツアーの閲覧回数は740万回を超え、Matterportが利用可能だった場合、消費者はアパートのリストを見る時間を20%長く費やしました。CoStar Groupは、Homes.comでも同様にMatterportを活用し、市場で最も包括的なエージェント、売り手、買い手に優しい住宅ポータルをさらに強化する予定です。」
このように、Matterportに限らずバーチャルツアーは建物を見てほしい方にとっては必要不可欠な広告手段だと評価されて、バーチャルツアーソフトの大手をプレミアムをつけてでも払っています。
米国の不動産マーケティング力を日本の物件で借りよう!
ちなみに、2018年2月に明段舎設立前、創業者が個人の屋号「バーチャル不動産」で事業を開始しました。2018年当時から日本でMatterportを使っています。国内の不動産物件の3Dバーチャルツアーの需要が少ないと思い、設立と同時に社名を「明段舎」にしましたが、やはり不動産業に当社が提供する武器をご検討いただきたいです。
不動産業者にとっては3Dバーチャルツアーは遠方の物件のオンライン見学で時間の節約だったり、より多くの見込みに物件を見てもらい買い手を増やしたり、売り手の付加価値サービスとして手数料値上げなど、さまざまな利点がございます。
今回話題のバーチャルツアーが御社の広告戦略に貢献できることについて下記のWebページをご覧ください。
https://meidansha-co.com/home/services/matterport_3d_photographic_service/